歪み・不良姿勢
正しい姿勢の勧め
姿勢の悪い人が増えています。
あなたやあなたの家族、あなたの子供の姿勢は大丈夫でしょうか？
その姿勢の悪さからくる悪影響をご存じでしょうか？
ちなみに右の図が正しい姿勢です。
足のくるぶしとお尻の横の出っ張り、肩、そして耳が一直線に並んでいます。
これが正しい姿勢です。
みなさんの姿勢はどうでしょうか？
鏡を見て確認してみて下さい。
正しい姿勢になれば良い事があります。
見た目が良くなるのはもちろんですが健康にもなります。
活発になって太り過ぎの人は痩せるでしょうし痩せ過ぎの人は筋肉が付いて丁度良くなるでしょう。
姿勢の変化と症状
座ったままでいると・・・
近年PCの普及もあり、圧倒的にデスクワークが増えています。
デスクワークを長時間続けると肩凝りや腰痛、果ては頭痛になる事は良く知られていると思います。
右図は座っている時にどこの筋肉が伸び、何処の筋肉が縮んでいるか示したものです。
筋肉は付け根が傷むのは先程説明しました。
そうすると伸びた筋肉の付け根は張力が増して痛くなります。
張力が増した部分はしこり（トリガーポイント）に成りやすいのです。
ざっと見て、首の頭の付け根、肩の付け根、骨盤の付け根、背中の中央から下の方は痛くなりそうです。
そして縮んだ場所は伸びづらくなります。
猫背（ネコ背）
長時間座ったまま立ち上がると上図のような体勢になった経験がある方多いとおもいます。これはさっきの伸びない場所が伸びないまま立ち上がっているからです。
この状態のままでいると首の頭との付け根が張ってきます。これは頭痛と肩凝り（肩こり）、首こりを引きき起こします。
膝が曲がった状態で動く為、膝の負担が増し、膝が痛くなるでしょう。
腰も曲がっているので慢性腰痛とヘルニアの恐れがあります。
肩甲骨が前にスライドしてしまい、手の痺れや冷えが出てくるかもしれません。
背中の痛みは回転力が何処に一番働くかによって変わります。日によって痛みの場所が変わる人は何かしら関係あるかもしれません
猫背・そり腰
先程説明した猫背では頭が前の方に行ってしまっている為、全体の負担が大きく、頭を後ろに戻す為に腰をそらす人がいます。
下の図は胸の後ろが猫背のまま腰と首をそらした状態です。
この状態でも腰や首、肩、膝は痛くなります。
腰が痛くなる原因は３つあります。
- まず腰が不安定な事
- 回転力（トルク）が腰にかかる事
- 後ろ側が圧迫されている事
です。
また、背骨のカーブが極端になる為、関節の位置がおかしくなります。
そり腰（ソリ腰・反り腰）
まだ頭が前にあり背骨の角度がおかしくなる為、胸を張って改善しようとすると「そり腰」になります。
そり腰の人は一見姿勢がよく見えます。
ハイヒールを履いているような姿勢で姿勢に気をつけている方もこの姿勢に成る事が良くあります。
この姿勢では胸郭（肋骨の塊）が緑の矢印のごとく回転し、背中の筋肉が伸ばされます。
先程の猫背＋そり腰とは違い、首の骨のカーブは（図中では）おかしくありませんが、筋肉のしこりは出来やすくなります。
こういう姿勢は本来の正しい位置が楽なのですが本来の正しい位置に上手く持って行けなくなります。何処かが伸び辛く何処が縮みづらいままでは相当意識的に力を入れ続けないとこの位置をキープできません。
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